労働組合は私たち一人ひとりにとってなくてはならないのですが、会社にとっても必要なものです。

くらしも会社もよくする労働組合の果たす役割、大切さについて考えてみましょう。

 

はたらく者の安心をつくる。

私たちは会社の業務に従って働いています。納期やノルマに追われ、時には嫌な思いもします。仕事に誇りをもって働いていればいるほど、日常の仕事の悩みも深まります。時にはサービス残業になることもあります。

一人で解決できずに、ひどい場合は過労死や精神疾患にまで追い込まれる危険と背中合わせです。職場の人間関係、家庭の問題などいろいろ悩みももっています。

 

そんなときに、労働組合が力になる存在であるということを思い出してください。

悩みは一人でしょい込まず相談することから道が開けます。組合員の全人格をまもる役割を労働組合はになっているのです。

労働組合は社会的な様々な活動を通して多くの人たちとのネットワークを作っています。こうしたネットワークは役に立つ機会をたくさん持っているということです。

 

職場の健全な発展と、安心して働ける環境をつくる

企業の不祥事や重大事故、経営危機など、はたらく者一人ひとりに関係のないところで、雇用や労働条件を直撃し、企業の社会的責任を問われる事態がつぎつぎと起こっています。そういうときに「労働組合は何をしていたのか」という言葉が持ち出されます。

経営者の多くは労働組合を企業の一部としか見ずに、職場の労働者の声を大切にしない傾向があります。中には労働組合を敵視し、労働組合への偏見をもった経営者もいます。

 

労働組合は組合員一人ひとりの声をもとに、安心して、誇りをもって働ける職場を常に目指しています。

労働組合は経営のチェック機能として企業の神経腺とでも言うべき役割をもっています。

労働組合は企業の健全な発展のために、経営者に対置した組織としてなくてはならない大切な存在です。